RemoteFXがIntel Graphics HDでは動かないとあきらめていたのですが、同僚から省エネVGAを薦められて頼んだビデオカードが届きました。Sapphire-HD6450 1G(DDR3)で、Amazon経由のお値段\4,459円。で、さっそくボードを実装して不安が入り混じる中RemoteFXを有効にすると・・・・
RemoteFXがキター!
ようやくという状態です。IntelマザーとぶちあたってNICを別途購入したり、NIC構成が悪くてblogを諦めようかと思った数日もありましたがようやく日の目を見ることができた気がします。ってことで、サーバPC 兼 メインPC 兼 ゲームPC とかいう通常の利用範囲を逸脱したPCなんですが、構成はそこまでパワーPCでもないです。
- CPU: Intel Core i7 2600 (TDP95W)
- M/B: Intel DH67GDB3
- MEM: CORSAIR 16GB (DDR3-1333Hz-4GBx4)
- VGA-1: Intel Graphics HD 2000
- VGA-2: Sapphire HD6450 (DDR3-1GB)
- HDD: Hitachi 3TB – (7200rpm/64MB)
- NIC: Baffaro LGY-PCI-GT
- SCREEN-1: LG W2234S
- SCREEN-2: HYNDAI W240D (ピボット利用)
ディスプレイへの接続ですが、Intel Graphics HDの方を使っています。BIOS側で強制的にPrimary VGAをIntel側にしても、RemoteFXを使う場合は勝手にHyper-VがHD6450を認識してくれるそうな。とりあえずは3DMarkという無謀なものを動かしてみました。以下、自分の所感です。
- 3dMark 2006 … 無理すぎ
- 3dMark 2005 … ギリギリ見れる程度
- 3dMark 2003 … 結構動く
- 3dMark 2001 … DirectXとの相性か、Abortする
つまり、3dバリバリなゲームはするなと。Aeroインターフェースなどデスクトップに3dが求められる程度ならばRemoteFXでも特に遜色はないですが、ゲーム機として使用するには恐らく厳しいでしょう。
ざっと利用した感じはその程度にしておいて、環境設定において色々ハマった部分だとかを書きます。RemoteFXを有効にしたゲストOSの初回はvmconnect経由で接続します。ログインすると以下の画面が表示されます。
ここで再起動する前に確認することが2つあります。
- RemoteDesktopを有効化する…RemoteFXが有効なゲストOSになるとvmconnectでは接続できなくなります。なので事前にRemoteDesktopを有効化し、接続用のホスト名 or IPアドレスを把握しておきましょう。
- RemoteDesktopのユーザを追加する…こちらの情報がなければ完全に抜け出せなかったであろう罠です。ドメイン非参加のRemoteFXが有効なゲストOSに対して接続を試みると、RemoteFXが有効ではない場合に接続できるはずのユーザがなぜか接続できなくなります(=「このユーザーアカウントはリモートログインを許可されていないため、接続は拒否されました。」の表示がされます)。なので、有志の情報に従って明示的に「自分のワークステーション名\ユーザ名」を追加しましょう。
現状私はWindows7の2台をRemoteFXで使用していてゲームではない常用側をドメイン参加PCにしていて、片方は非参加だったのでより一層混乱しました。
再起動後に起動画面まではvmconnect上で表示されますが、起動画面直後には切断されます。
この状態になったらRemoteDesktopであるmstsc.exeを起動して、あらかじめ把握しているゲストOSに接続します。ちなみに、私の環境では 1680×1050 + 1200×1900 の横縦デュアルディスプレイ環境ですが、
- ゲストOSの構成で予め、「モニタの最大数」を”2”に設定しておく
- 接続時に「リモートセッションですべてのモニタに接続する」を選ぶ
さえしておけば、完全にフルディスプレイでRemoteFX動作が可能になります。但し、3dMarkのような解像度を変更するアプリケーションの場合はデュアルディスプレイの際に画面がまたがる、といった変な状況も見られました。モニタの最大数が”1”で且つ、全てのモニタに接続しない場合では、セカンダリスクリーンにマウスが移動したところでは自動的にホストOSの領域とみなされるようです。背景の色が同色だとどっちの操作かわからなくなるので、壁紙などで識別できるようにすると便利でしょう。
RemoteFX-USBの機能はまだ確認していません。一度、これ経由でiPod Touchの接続が認識されるのか試してみたいと思っています。
後、よく言われているのがvmconnectのRemoteFXサポートについてですが、確かに対応してほしいですね。RemoteDesktopにつながらなかったときに何度、シャットダウン→RemoteFXを外す→起動→シャットダウン→RemoteFXを追加・・・・、という作業をしたことか。
追加、どうでもいいレベルでの不具合
- safariでスクロールバーが表示されない…
32bitで接続するとこの現象が発生する模様。24bitなら問題ないので、そちらを使いましょう。気のせいだったのか、24bitでも直らない場合がありました・・・・。
参考サイト: